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葬儀の事前相談ですべきこと 生前準備が「後悔しない葬儀」につながる

事前相談

「生きているうちに葬儀のことを考えるなんて縁起でもない」

「葬儀のことを想定するなんて、不謹慎だ」

という考え方をする人も、決して珍しくはありません。葬儀は「死」に直結することであり、非常にデリケートな問題だからです。

しかし「より良き葬儀を行いたい」「結婚式を自分で組み立てたように、葬儀も自分で組み立てたい」「記憶に残るような自分らしい葬儀をしたい」「家族にかける手間を最小限にしたい」という考え方から、事前に葬儀のことを考え、決める人もいます。

多くの人に終活の重要性が知られたこともまた、葬儀の事前相談に目を向ける人を増やしたと考えられます。

実際、当社でも5割以上の方が事前相談にいらしています。

ここでは、葬儀の事前相談のメリットと、葬儀の事前相談ですべきことについて解説していきます。

葬儀の事前相談、そのメリットについて

葬儀の事前相談は、葬儀会社の資料を取り寄せたり葬儀会社に足を運んだりして、葬儀のプランなどについて検討していくものです。生前に葬儀のプランを契約までするケースもありますが、日本ではこのようなやり方をとることはあまりありません。「契約」ではなく「相談・入会」までにとどめ、実際の支払いなどは葬儀が終わった後に行うことが多いといえます。

葬儀の事前相談には多くのメリットがあります。

1.必要な葬儀プランを明確化できる

2.自分好みの葬儀を組み立てられる

3.家族の負担を減らすことができる

それぞれ見ていきましょう。

1.必要な葬儀プランを明確化できる

「葬儀」は、多くの人にとって非日常的なものです。そのため、金額面でも宗教面でもマナー面わからないことばかりで悩むのはある意味で当然のことです。特に金銭面に関しては、参列者の立場のときと喪家側になったときではその認識額に大きな違いが生じます。
葬儀の事前相談をしておくことで、「実際問題として、葬儀にはいくらくらいの費用がかかるのか」「これくらいの規模の葬儀を行う場合、どれくらいの費用になるのか」「これくらいの予算があるが、この予算でできる葬儀はどのようなものか」などを明らかにすることができます。
このメリットは非常に大きいといえるでしょう。

2.自分好みの葬儀を組み立てられる

弔いのかたちは、一通りではありません。現在は特に、「その人らしい葬儀」を選びたいと考える人が増えています。結婚式や家にオリジナリティや自分の希望を反映するように、葬儀やお墓にもオリジナリティや自分の希望を反映したいと考える人も出てきているのです。
葬儀の事前相談は、このような「自分好みの葬儀」を作るために非常に役立ちます。
エンディングノートなどに「このような葬儀にしてほしい」と軽く希望を書いておくことはできますが、ご本人様の気持ちを最大限反映した葬儀を作るためにはやはりご本人様による事前相談が必須となります。

「自分を思い出してもらうとき、悲しみにまみれた葬儀ではなく『あの人らしかったね』とほほ笑んでもらえるような葬儀にしてほしい」「葬儀は、自分が主役になる最後のとき。自分らしく送ってもらいたい」と考える人にとっては、事前相談は非常に心強い選択肢となります。

3.家族の負担を減らすことができる

大切な人が旅立ったとき、ご家族様は混乱と悲しみのなかで葬儀会社を選び、葬儀プランを決めていかなければなりません。現在は小規模な葬儀がよく行われるようになったといえ、葬儀には決めなければならないことがたくさんあります。
しかし事前相談をし、「東海典礼に事前相談に行っていたし、葬儀プランの目安も伝えてある」とエンディングノートに書いておけば、ご家族様の迷いを少なくすることができます。決めなければならないことも少なくなるため、時間的・精神的負担を軽減することができるのです。

葬儀の事前相談で決めたいこと

このようにメリットが多い「葬儀の事前相談」ですが、それでは葬儀の事前相談では具体的にはどのようなことをすべきなのでしょうか。

それについてみていきましょう。

1.質問事項をピックアップしておく

2.希望する葬儀プランを練る

3.葬儀プランのおおよその決定を行う

それぞれ解説していきます。

1.質問事項をピックアップしておく

上でも述べたように、葬儀は非日常的なものです。そのため多くの人はたくさんの「わからない」を抱えています。

葬儀の事前相談においては、これらの「わからない」を解消するために動きましょう。
東海典礼には葬儀の専門家がそろっています。そのため、たとえば、

・宗教者にお渡しするお金はいくらくらいにすればよいのか

・一番小さい葬儀を考えているけれど、どれくらいのお金がかかるのか

・海外に住んでいる人にも来てもらいたい。通夜を行うタイミングをできるだけ遅らせたいが、何日くらいもつのか

などのような質問もしていただくことができます。

2.希望する葬儀プランを練る

次に、ご自身の希望する葬儀プランを練っていきましょう。

「花でいっぱいの葬儀にしたい」「宗教者は呼ばず、音楽だけで見送られたい」「荘厳な葬儀にしたい」などの希望をお伝えください。
「まだはっきりと決まっていない」「本当にこんな葬儀ができるか不安」というようなものでも問題ありません。
そのような「ぼんやりとした希望」に形を与え、お心に添うようなプランを提案させていただきます。

3.葬儀プランのおおよその決定を行う

1と2を踏まえて、実際に葬儀プランを考えていきます。
ご予算とご希望のバランスをとりながら、具体的な葬儀プランを提示します。これによって、金額や葬儀会場の雰囲気などがぐっとつかみやすくなります。
ただここでの提案は、あくまで「提案」です。葬儀に対する希望は時間が経てばまた変わっていきますし、その場で結論を出さなければならないものではありません。そのプランを基に、また考え直していただくこともできます。

 

事前相談において大切なのは、「プランをがっちり決めること」ではありません。疑問を解消し、「自分の希望するプランはこのようなものなのだな」というところまでたどり着くことが重要になってきます。