INTERVIEW 03
故人様やご親族様の想いを形に
生花部/上田 暁子
Chapter 01
私は、学生の頃、フラワーデザインを学んでいました。私の通っていた専門学校ではウェディング関係の仕事が多く、主に結婚式場の装花担当でした。あるとき専門学校でデモンストレーションがあり、そのときに葬祭でも華やかな花を扱うことを知りました。
東海典礼に出会ったのは、自分の進路を考えていたときのことです。最初はブライダル関係の花屋を探していたのですが、専門学校での経験がとても印象に残っており、私もやってみたいと思うようになりました。カタログでの販売がメインで、選択肢が限られている会社もある中、東海典礼ではオリジナルの祭壇を扱っていたんです。他では見たことがないものをつくっていた点に魅力を感じ、専門学校で学んだことを活かせると信じて入社を決めました。
Chapter 02
業務の内容としては、花祭壇や供花の作成が基本です。現在は、お客様の要望を基に、花祭壇を作成する際に必要な花材の発注も担当することが増えてきました。この仕事で特にやりがいを感じるのは、お客様から「きれいだったよ」「すばらしい装花をありがとう」と言われたときです。他にも、オリジナリティのあるオーダーをしっかり形にできたときも達成感を味わえます。
野球が好きだったというお客様がおり、野球をイメージした祭壇が良いと要望をいただきました。カタログにはないのですが、バットとボールを実際に木工で作って、お客様のユニフォームやグローブなどを祭壇に飾らせていただいて、故人様ならではの祭壇を作り上げたことがあります。オーダーメイドで、故人様やご親族様の思いを広い表現力で叶えられるのがとても良いところです。
Chapter 03
私自身、フラワーデザイン科で学んだ経験もあるので、生花を得意としています。その経験を生かしながら、オリジナルの祭壇を作ったり、発注をしたり、幅広く業務に携わります。今では人に教える機会も増えてきました。カタログからだけでなくオリジナルなものを作成する機会が多く、成長を実感しながら自分自身のスキルを活かせるところに楽しさを感じています。
職場の雰囲気も、皆さんとても明るくて優しい人ばかり。基本的にはチームプレイで、祭壇を作る際は、複数人で分担して仕上げていきます。生花部は、祭壇を作る技術が必要になる仕事なので、空間認識ができる方であれば、より習得が早いです。積み木やレゴなどで立体的な作品が操れるのであれば、うまく表現できると思いますよ。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。
始業時間にあわせて、朝礼を行います。
朝礼では、施行状況の把握と当日の担当業務の確認をしています。
午前中の主な業務は供花作成です。
事務所から「〇〇家の供花の数量は〇〇基です」と報告が入ると、一気に作成していきます。
完成した供花は、バンやハイエースなどの車両に載せて式場まで設営に向かいます。
供花の搬入後、作業場に戻ったら昼休憩をとります。
葬儀が終わった式場の片付けに向かいます。
式場についたら、営業部の施行担当者と協力をしながら迅速に片付けを進めて行きます。
翌日にある通夜の準備をします。
定時退社を目指して、作業場の掃除や翌日の状況把握をしています。
お疲れ様でした!